115.9

”多聞言葉”シリーズ(探喫8‐23)

人間として

 最近読んだ「超訳 ニーチェの言葉」(白取春彦 訳)の一節に、次のような言葉が

あった。

 「自分をたいしたことがない人間だなんて思ってはならない。それは、自分の行動や考え方をがんじがらめに縛ってしまうようなことだからだ。そうではなく、最初に自分を尊敬することから始めよう。まだ何もしていない自分を、まだ実績のない自分を、“人間として”尊敬するんだ・・・」

 これは、勇気づけられる言葉である。肝は、“人間として”の自分である・・・。人間は有史以来、集団的創造の歴史をつくってきた生き物である。その一員であるという自覚さえあれば、尊敬に値するという。

 “人間として”の自分を自覚し、尊敬すると、どうなのるか? ニーチェ曰く、「自分を尊敬すれば、悪いことなんてできなくなる。“人間として”軽蔑されるような行為をしなくなるものだ」と・・・。

 そういう風に価値観が変わると、生き方変わり、そして、自分の可能性を信じたくなり、理想の自分像を明確にイメージできるようになる。それが他の人も見習いたくなるほどに、自己成長を促してくれるという。

 “人間として”の自分を自覚し、尊敬するということは、統合の思考(「全体は部分であり、部分は全体である」という考え方)が根底にあり、理に適っている。ゆえに、力強いのである。

 その真逆の思考が、分離思考・・・。「他人を信じてはいけない、裏切られるだけだ。信じられるのは自分だけ・・・」ということを、口にする人がいるが自己矛盾に気づいていないのだ。

 自分が人間であるように、他人も同じ人間である。他人を信じられないということは、同じ人間である自分自身を否定するのと同じ・・・。本来、分けることができない自分と他人を分けて考えようとする分離思考から生じる限界なのだ。現に、そんな人ほど、自分との大事な約束を破ってしまう人が多い。

 ニーチェの言葉には、他にも“人間としての”本質を語っている言葉がたくさんある。

 「自分をだめだと思ったり人に対して憎しみを覚えたりしたときは、疲れている証拠だ。そんなときは、たっぷりと眠るのが一番だ」という。これも、救われる言葉の一つである。

 お釈迦さまは、人間はすべて十界を互具しているという。ゆえに、誰の心にも仏界がある。“人間として”の自分を尊敬することから始めてみたいと考える。

(H28.6.27)

115.90

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オペラ(オペレッタ=軽歌劇)鑑賞、エレガントに参加しませんか!! 

     9月22日(祝・木)大丸心斎橋店北館14F・大丸心斎橋劇場14:30〜

   古事記「ヤマトタケル」題材、約2時間クラシックの名曲(日本語)で歌い上げます。

 

入場料は・障がい者1名+付き添い1名=3千円、一般は1名3千円です。

障がい者+付き添い10組(20名)と一般10名、先着順で受け付けます。 

◎ 共に生きるをモットーに、第12回おおさか大会(6/5)は参加者30チーム

300余名と、重い障がいの選手を中心に楽しく盛り上がり、終了しました。

 (昼休み2016・6・18

臨時便 バルーン(風船・ふうせん)バレーボール、6月−2・のお知らせ  

中の、風船スピードガン測定・風船シッテングバレー体験、好評でした。)

  選手とボランティア・スタッフの皆さん、ご協力をありがとうございました。

 (体育室4コートのため、参加お断りしました14チームにお詫びいたします。)

 

◎  開催の普及会に、大会の主旨を感じてくれた、うれしいメールが届きました。

「本当に重い障がいのある選手が、サポートを受けながら懸命にプレーする姿に、

感動しました。」(初めて見学した、マスメディア関係の方)

   
「勝敗にこだわりすぎ、選手を選んで参加したことを反省します。」(チーム代表)

長居障がい者スポーツセンター・練習日 (参加申込みは、お早めに!) 

☆  チーム参加も個人参加も、無料です。

           
 7月17日(日)15:30〜17:30(2面

7月24日(日)15:30〜17:30(2面)

    8月14日(日)15:30〜17:30、 8月27日(土)9:30〜12:00

     10月2日(日)第10回記念 関西大会 舞洲障がい者SC

   

6月の淀川区、東淀川区、茨木市、島本町、豊中市、京都市の練習に参加したい、

見学に行きたい皆さんは、普及会に連絡してください。

       
* 7月30日(土)鳥取県大会・米子市開催、スタッフとして協力します。

☆ 普及会は「
ふれ愛

ささえ愛

笑い愛

」を大切にしています。

 「風船バレー用品             ◎ お問合わせは、下記にお願いします。 

 風船(直径40?桃色)1個150−    大阪ふうせんバレーボール普及会 会長 石井勝治

  鈴(特製)1個50−               〒533-0033大阪市東淀川区東中島1-17-5-637

  空気入(ハンドポンプ)1本600−          Tel/Fax 06−6815−3523

*新型・風船ゲージ(四つ折り)1個1,800−      (MP-mail)ishiii.
1413 @ docomo. ne. jp 

ゼッケン(肩ひも型.NO1〜6.8色)1枚1,050−」    (PC-mail)ishkatsu @ yahoo. co. jp  

(日本バルーンバレーボール協会・設立準備室を、普及会事務局内に立ち上げました。)

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“梅雨”バルーン(風船・ふうせん)バレーボール、6月のお知らせ  2016・6・7

 御礼 熊本地震募金、大会当日たくさんの仲間からご協力を、ありがとうございます。

    早い復興にむかえることを願って、3か所の支援団体に送金しました。

    募金17,473円(火のやま募金・ボアンティア支援5千円、日赤7,473円、

              重度障害児在宅支援・NPOサポート5千円)       

 

◎ 第12回 おおさか大会(6/5)は、30チーム300余名の参加と、今まで

  以上の楽しい歓声に包まれた盛会となり、終了することができました。

  選手とボランティアスタッフの皆さん、ご協力をありがとうございました。

 

◎  参加者からのクレームはほとんどなく、ルールに関してや部門別のコート割りに

対してのご意見はいくつかありました。次回の参考とさせていただきます。

 

*  今回もパラレルルール「ハンデのある人(障がい者・子ども・高齢者)中心」で、

車いす(ホイールチェア)部門のルールにはまだ不慣れな点があり検討します。

長居障がい者スポーツセンター・練習日 (参加申込みは、お早めに!) 

☆  チーム参加も個人参加も、無料です。

           
 7月17日(日)15:30〜17:30(2面

7月24日(日)15:30〜17:30(2面)

 

       
8月14日(日)15:30〜17:30、 8月27日(日) 9:30〜12:00

     10月2日(日)第10回記念 関西大会 舞洲障がい者SC

    ○
各地の大会・講習会・体験会などに、参画・協力させていただいてます。

   

6月の淀川区、東淀川区、茨木市、島本町、豊中市、京都市の練習に参加したい、

見学に行きたい皆さんは、普及会に連絡してください。

 

☆  普及会は「
ふれ愛

ささえ愛

笑い愛

」を大切にしています。

 

 「風船バレー用品             ◎ お問合わせは、下記にお願いします。 

 風船(直径40?桃色)1個150−    大阪ふうせんバレーボール普及会 会長 石井勝治

  鈴(特製)1個50−               〒533-0033大阪市東淀川区東中島1-17-5-637

  空気入(ハンドポンプ)1本600−          Tel/Fax 06−6815−3523

*新型・風船ゲージ(四つ折り)1個1,800−      (MP-mail)ishiii.
1413 @ docomo. ne. jp 

ゼッケン(肩ひも型.NO1〜6.8色)1枚1,050−」    (PC-mail)ishkatsu @ yahoo. co. jp  

(日本バルーンバレーボール協会・設立準備室を、普及会事務局内に立ち上げました。)

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2014/12/12 11:18

”多聞言葉”シリーズ(探喫‐19)

組織モデル

 本日(6月6日)は、多聞会初代会長が殉職された日でもあります。当時の組織を振り返り現在の教訓としての新ビジネスモデル研究に活かして行きたいものである。

 “組織モデル”には、大きく二つの考え方がある。

 一つは、機械論的“組織モデル”。組織を仕事の側面(機能)から構造的に捉え、それぞれの働きを担う部品として人間を配置する。目的達成手段として有効な組織を合理的・計画的にデザインし、管理できるようなモデルを形成する考え方である。一方、この考え方は、機械をモデルとしているため、環境変化への適応性が悪く、硬直化し、制度疲労を起こしやすいといえる。(安定的な環境ではいいのだが・・・)

 もう一つは、有機体的“組織モデル”。組織を相互に作用し合う要素の集合体としてのシステムと捉えている。つまり、組織を構成するメンバーの一人ひとりの目的・意図・ニーズなどが相互に影響し合い、一つの全体を創り上げていく成長・進化のプロセスとして考えるとよいだろう。その大きな特徴は、自己組織化である。

 自己組織化(self‐organization)とは、生命の発生や社会構造の成立などに見られる、自律的に秩序をもつ構造をつくりだす現象のことである。その本質は、環境の変化に適応できるように、自己の仕組みに依拠しながら、自己を変化させていくところにある。

 私たちは今、パラダイムシフトの時代に生きている。大きなゆらぎの中にいる。変化が常態のこの世の中、ゆらぎは必然である。私たちは何を触媒として自己組織化されていくのだろうか・・・。

 もちろん、二つの組織モデルは二者択一ではない。両者を統合させる思考が大切である。いずれにしても、自社に合った“組織モデル”を再構築する必要がある。

(H28.6.6)

九州のB氏より入電

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”多聞言葉”シリーズ(探喫‐17B)

大局観

 「忙」とは「心を亡くす」と書く。目先の事に追われ、日々をバタバタと忙しくしている人の特徴は、一つに“大局観”の欠如である。つまり、本来の目的(根本)を見失って、枝葉末節的なことに振り回されていることが多い。

 企業の掲げる理念やビジョンこそが、その組織の存在に意義であり、「何のために」という目的を考えるときの原点である。また、経営者にとって大切な“大局観”は、それをベースに培われるものだと考える。

 “大局観”というと、安岡正篤氏の思考の三原則を思い出す。

 第一は、目先にとらわれず、“長い目”で見る。

 第二は、物事の一面だけを見ないで、“多面的・全面的”に観察する。

 第三は、枝葉末節にこだわることなく、“根本的”に考察する。

 経営者など上に立つ人にとって、これは心得ておくべき大切な考え方だと思う。

 これらは、「わが社をどんな会社にしたいのか(理念・目的・ビジョン)、社会にどう役立ちたいのか(使命観)、日々の経営判断において大切にしている物差しは何か(価値観)」等々、ものの考え方のベースとなる。

 市場のコモディティ化が叫ばれている今日において、企業の独自性を発揮させる唯一の手段は、理念経営の確立だと言われている。確かに、同感である、「理念のもつ効用とは何か?また、理念を浸透させるために何をなすべきか?」先ず、後継者にとって必要なことは、自社の掲げる理念という大義(錦の御旗)に対し、熱意と信念を持ち得ているかどうかである。

 そして、“大局観”を持って、その実現のための方向性を指し示し、周囲を奮い立たせるようなリーダーシップとコミュニケーションを自家薬籠中の物にすることである。

(H28.5.23)