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”多聞言葉”シリーズ(コハ-09)

勇気

 小さい頃から“勇気”を試される場面に遭遇した経験は、多かれ少なかれ、誰にでもあることだと思う。そんなとき、どんな“勇気”を奮い立たせてきたのだろうか・・・。

 恐怖心、不安、羞恥心、倦怠感、虚栄心、疑惑、執着心など・・・。何か、自らの意志を貫こうとするとき、これらネガティブな感情を克服し、一歩を踏み出すための“勇気”を奮い立たせる必要がある。

 “勇気”を語るとき、昔からよく引き合いに出されるほど有名な言葉がウィンストン・チャーチルの次の名言であろう。

 「金を失うのは小さく、名誉を失うのは大きい。しかし、“勇気”を失うことはすべてを失う」「“勇気”がなければ、他のすべての資質は意味をなさない」・・・。

 “勇気”とは、自らの信ずるところを貫き通す覚悟の決め方である。

 経営をしていると、いろいろな場面で試されるのが“勇気”であろう。誰もが一度や二度ならず自らの“勇気”を試される状況に立たされて、冷や汗や、武者震いを経験したに違いない。

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革新をやり続ける勇気(変化への適応、イノベーションへの挑戦)

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仕事を任せる勇気(手離れさせる不安)

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取引先を選択する勇気

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権限委譲の勇気(執着心)

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泣いて馬謖を斬る勇気(信賞必罰)

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それまでの努力を捨てる勇気(撤退、見切り千両)

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出処進退の勇気(後継者の選定、M&Aなど)

他にも、いろいろな場面で“勇気”が試されるであろう。

 経営者の大変さは、組織全体の課題を自分の課題として受け止め、整理整頓せざるを得ないという立場からくる。つねに、気力を充実させておく必要があるのだ。

 ニーチェの言葉であるが、「自分をだめだと思ったり、人に対して憎しみを覚えたりしたときは、疲れている証拠だ。そういうときはさっさと自分を休ませなければならない」と。確かにそうだ。疲れている状態を引きずって、“勇気”が湧いてくるはずがない。

 ある人はいう、「リーダーにとって大切なのは、胆識である」と。ここでいう、「胆識とは、見識に“勇気”が備わった状態」のことだそうだが、同感だ。信念が伴った知識が見識で、それを実行に移すのが勇気である。

 トップリーダーの決断、“勇気”には、往々にして孤独が付きまとうことが多い。それは、大衆迎合しないという“勇気”であり、それがトップの仕事である。

(H27.3.16)

120.20」への2件のフィードバック

  1. こんにちは!!
    ここで何かを食べない勇気!少し歩いてみる勇気!はいかがですか?
    体重増加しちゃいましたね…この増加の原因がわかれば、減らすことのできるなにかもわかるはずです☆

    • 了解 此の体重記載の後劇的に何か変化が起こりジムに通う決意をし今日がオリエンテーション初日まずは週一(関西医大と同程度)から始めてみます。

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