多聞言葉”シリーズ(コハ-08)先延ばし
2月の最終日某専修学校の同窓会で香川県の宇多津と言うところを訪れた。そこでは各一般家庭が雛壇etcを展示、皆に見てもらうという風習があるらしくて本年も100件以上の参加家屋が在りました。その中の一押しを載せて観ました。
確定申告の時期といえば、多くの会計事務所にとって超繁忙期である。うちの顧問して頂いている会計事務所もこの時期全国を飛び回っておられます。
ただ、どんなにバタバタ、気ぜわしくしてようと申告の法定期限までに完了してしまうから不思議だ。もちろん、期限後など言語道断、終わらせてしまわなければ信用ものだから、当然なのだが・・・。
そこで、いつも疑問に思うことがある。どんな状況であろうと、期限になると終わるのであれば、期限の前倒しが可能ではなかろうかという疑問である。どんな仕事でもそうであるが、期限になったから自然に終わるなんてことはあり得ないのだ。そこに必ず「終わらせる!」という本人の意思が働いているはずである。だったら、期限の前倒しだって、本人の意思があればできるのではないか?
だが、現実はそうならない。前倒しどころか、何だかんだと言って“先延ばし”をしてしまう傾向が強いのだ。そこで、「なぜ?」という疑問が生じる。
すぐにやらず、“先延ばし”をする、何らかの理由が存在するのであろう。
? 面倒なこと、嫌なことと、向き合うのを避けている。
? 忙しい、つまり時間がないことを口実にしている。
? 計画を立てるが、日課として実行に移さない。
? 暇だから、いつでもできると思う。
? 人間関係の煩わしさを避けている。
? 眠い、だるいなど体調の悪さを言い訳にして明日に延ばす。
? 誰かがやってくれることを期待している。
? 行き詰っているのに、その事にしがみついている。
少し、考えてみても、けっこうな理由が思い浮かんできた。他にもあるのだろう・・・。
では、“先延ばし”の対策はどうだろうか?
明白なのは、「何も行動しないのに、何かが成し遂げられるということは、絶対にあり得ない」ということである。“先延ばし”によって、事態が悪化することはあっても、好転することはあり得ないということを自覚すべきである。
“先延ばし”の理由をいろいろ述べでみたが、要は「やるか、やらないか」の決断の問題であり、“けじめ”のつけ方なのだ。
「“先延ばし”は、今の時間からの逃避!」 そう考えると、じつにもったいない話だ。
日々けじめをつけた積極的な行動においてしか、叶う成果は得られないのである。
(H27.3.2)