多聞会
臨時『クハ-801』【難しい】
「人生の成功は、心構え次第」といわれるように、事を成し遂げようとするとき、先ずは心構えを大事にしたい。どんなに能力が高くても、心構えがお粗末で、堕落した人の例は、掃いて捨てるほどある。
人生の成功者とは、大きな壁を乗り越えてきた人たちである。立ちはだかる大きな壁に直面したとき、人間は二通りの反応をする。
人間は心構えがなければ、自分の能力に依存する。ゆえに、能力的な人間は「“難しい”か、難しくないか?」を判断基準とする。そして、自分の能力に照らし合わせて、易しいと思えたらやるだろうし、難しいと思えばやらないだろう。
心構えができている人は違う。「必要か、必要でないか?」を判断基準とする。どんなに難しくても、心構えに照らして必要とあれば、やるしかないと腹を括って、乗り越え方を考え抜くのである。
「“難しい”ですね・・・」の一言で、リスク回避をする人が多い。心構えとは、どんなリスクであろうと、事をなす為に必要であれば背負うという覚悟である。そうでなければ、成し遂げられるはずがない。心構えが、問題解決に必要な環境や出逢いを引き寄せているのも事実である。
「できるのであれば、やろう」なんて、覚悟ではない。“難しい”に逃げないことだ。
(H26.10.6)