”多聞言葉”シリーズ(探喫21‐19)
実行力
今週末(5月25日)、『未来絵画実践塾・第7回定例会』(紙こよりの会主催)が開催される予定であった。
本来であれば、ギャラリ-南蛮に集まり、6日間行うのだが、コロナ騒動の中、残念ながら開催中止となった。
2013年初開催で、はや8年経つが、気になることが一つある。それは何かというと、会員間の格差である。つまり、未来会画「紙こより画」の成果を確実に積み上げているところと、そうでないところの格差である。
格差の原因は、いろいろと考えられるが、最大の要因はとにかく作品を創ること。実践であろう。つまり、“実行力”の差である。
勿論、個人の“実行力”が問われるのは当然であるが、新しい絵画を立ち上げようとするとき、むしろ、組織としての“実行力”の有無を問うべきであろうと考える。
なぜならば、組織を構成するメンバーは、少なからず、組織風土の影響を受けるからである。
では、「良い組織風土」とは、基本的に次のような特性を持っているといえよう。
- 組織メンバーは夢中で作品を創る環境がある。
- 組織メンバーが互いに協力し合う環境がある。
- 組織に問題が生じたとき、それをオープンにし、協力して解決する環境がある。
特に、トップの仕事とは、上記のような環境を整えることに重きを置いて紙こよりの会の舵取りをするように心がけるべきであろう。
紙こより画部門を立ち上げたということは、先を見て、未来に備えるということを意味している。トップのリーダーシップは勿論のことだが、組織全体としての取り組みが、その成果に大きな影響を及ぼすことは言うまでもない。
組織の課題に対して、真摯に取り組む“実行力”があるか否か、そして成果が出るまでやり続ける“持続力”が問われるのだと考える。
(R3.5.17)
緊急電昨日夕刻5/19先での「chマルロメ他」20G児玉さんより、
紙こよりの会中田伸吾創始者に直電在り『今回私どもではウエブ美術館のオ-プンを考えているので初回メンバ-にご協力願えないか・?』との打診在りましたが、趣旨に合わないとの理由でお断りされたとのことです。