“多聞言葉”シリーズ(探喫20‐36)
選択
コロナで延び延びになっていた『墨字絵隊観閲式[中津駅のアポロン](第7期⑩)』を、ズームではあるが、9月25日に令和参年伍月に行うことが決まった。さすが若手メンバ-、ズーム対応も慣れたものである。
今回のテーマは、「なぜギャラリ-南蛮にこだわるのか」であったが、コロナ対策が必要な
この時期において、実にタイミングのいい内容だったと思う。
紙こより画とは、芸術における「未来絵画図」といわれている。つまり、「紙こより画の未来をどう形づくるか」という、未来に対する自らの“選択”だといえよう。
最近はだいぶ少なくなったが、「ギャラリ-南蛮を続けたら、アーティストたちは変わるのか?良くなるのか?」という、その効果・効用を聞かれることが多かった。勿論、小生の答えは「イエス!」である。
なぜなら、芸術の目的と目標を明確に描き、自らの意思で自分の未来を“選択”したのだから、前向きなエネルギーが力強い行動を生み、思い通りの成果につながるのは当然の帰結だといえる。
芸術家によって、抱えている問題や課題は様々であるが、展覧会計画をつくることによって得られる利点・効果に対して、次のような感想を頂くことが多い。
- 自分の進路・方向性が明確になった(信念)
- ムダな行動がなくなり、効率的になった(生産性)
- 自分の強み・弱みが明確になった(ドメインの選択)
- 自分の外部環境を把握できるようになった(変化への対応力)
- 紙こよりの会のモチベーションが上がった(一体感)
- お客様をはじめ外部からの評価が向上した(信用力)
抱えていた、様々な悩みや不安が解消されて、前向きな気持ちで芸術が出来るようになることに違いはないようだ。
「人生は“選択”の連続である」とよく言われる。“選択”とは、何かを選ぶと同時にそれ以外のものを捨てるという行為でもある。ゆえに、常にリスクが伴う。しかし、勇気を奮って“選択”することによって、頭の中のモヤモヤが解消され、スッキリする。
100年に一度あるかないかの出来事・・・。千載一遇のチャンスと捉え、自らの意思で会社の未来を“選択”しようと思う。(ぜひ、「提督の日」へ!)