『AIソムリエ』登場。確かにほぼ際限なく蓄積できるAIの情報量に人間の記憶力は敵わないかもしれません。が、お客様にご紹介するワインは、やっぱり人間の直観に頼るところがあってよいと思いますし想定外の出会いこそがワインの楽しみの一つだと思うのですよね。AIも1つの個性になるのであれば『使う』『使われる』ではなく、上手くAIと共生していくのが良いのかなと思います。 山本ソムリエ談
pipipipipipi緊急入電・5/28~06/02中津駅のアポロン 絵画組織8・紙こよりの会合同展示会の最中5/31、15:00~17:30中津駅のアポロン第一回jazzフェス開催が決定しました。(歴史が機動した日).
”多聞言葉”シリーズ(探喫09‐10)
Plan(仮説)
「Plan(仮説)~Do(実践)~See(検証)」の運営サイクルは、その大切さを誰もが認識しており、否定する人はいない・・・。
しかし、その成果を満喫しているリーダーは意外と少ないのではないか・・・?いざ、「5年後のあるべき姿」を描こうと試みたものの、見通しが立たないで悩んでいる人や高邁な理想(目標)を掲げてみたものの、なかなか達成のイメージが湧かずに、諦めた人もいるという。
本来、“Plan(仮説)”とは、孫子の言葉を引用するまでもなく、「勝つための作戦」をとことん考え抜くことで、組織全体で「勝てるイメージ」をつくり上げ、勝利のシナリオを
みんなで共有するためのものだ・・・。
厳しい環境だからこそ、“Plan(仮説)”作成はやりがいのある仕事であり、意義あるものであると考える。
では、なぜ、俗にいう「絵に描いた餅だ!」と揶揄されるのであろうか・・・?その原因を考えてみたい。
- まず、考えられる要因は、計画そのものの不完全性である。
つまり、目標に対して実行可能性の検証が不十分であり、「何を」「誰が」「いつまでに」「どうやって」実行するのかという達成プロセスの課題が十分に検討されていない。
- 次には、手段(目標)の目的化の問題である。
自分が「何のために」仕事を頑張るのかという目的とそれを達成するための手段
を混同しているケースである。目的は一つで、ずっと追い続けるものであり、モチ
ベーションの元となる。目標は、目的を達成するための手段であり、幾通りもある。
いったい何のための目的・目標化なのかを見失ったとき、計画は間違った方向へ
と進んでしまう。
- そして、セクショナリズム的な思考に陥ってしまっている。
組織は協働行為の体系であるにも関わらずセクショナリズム的な思考が蔓延り
他部門との話し合いや協力関係を疎かにして、自分本位な計画になってしまっている。
以上の外にも、“Plan(仮説)”が成果に結びつかない要因はあると思う。これは、論
外ではあるが、「やらされている」という思い込みだ。つまり、自分の手でつくり込めていない、主体性に欠如・・・。
“Plan(仮説”は、「勝つためのシナリオづくり」であることを肝に銘じておきたい。
(H31.3.11)
”多聞言葉”シリーズ(探喫09‐11)
D0(実践)
先週の“考える言葉”シリーズ(19‐10)で、「Plan(仮説)」についてその問題点を検討した。今回は、次のStepである「“DO(実践)”」においての問題点について考えてみたい。
多聞会では、30年以上も前から、月末と月初めの二日間をつかって目標管理を徹底して行っている。一日目は、予実管理(予算と実績の差異を徹底して究明すること)を中心に、話し合いを部署単位で行う。
なぜ、予算(目標)と実績に差が生じたのか?その差の原因を明確にすることが求められるのであるが、部署あるいは個人によっては真の原因がつかめず、困った状況に陥ることがある。
綿密な計画を立て、実行の段階へ入ったはずなのに“DO(実践)”そのものがほとんどなされてなかったというケースである。つまり、予実の差異の原因が“DO(実践)”しなかったという理由である。
なぜ、“DO(実践)”しなかったのかと問うと、概ね次のような理由が挙げられる。
- 日常業務に追われ、時間が取れなかった。
- 月末近くに期限を設けていたが、想定外の仕事が舞い込み、手つかずのままで終わった。
- 協力者との日程調整がつかず、できなかった。
- チャレンジしたが、難しく頓挫した。
- 面倒くさくなって、途中であきらめた。
さて、①と②は時間さえあればできたけれど、その時間が取れなかったということだろうか・・・。仮に、時間の問題だとすれば、どうすれば時間を確保できるのか、あるいが優先順位のつけ方を学び、日々のスケジュールをもっと厳密に行う必要があるだろう。
③は、普段からのコミュニケーションの問題であろう。どんな仕事でも関係性で成り立っている。相互依存の関係にあることを認識し、目的・目標を共有化し、相互理解を深める努力をしておく必要がある。
④と⑤は、「何のために」という目的意識が稀薄なのでなかろうか。どんな目的を持って、自らの目標を掲げたのかを問い直してみる必要がある。目的の中に、真の価値が存在する。真の価値が分かり、主体性を持ち得ているのであれば、中途半端な状態で投げ出すはずがないと思う。
「Plan(仮説)」を立てた以上は、「DO(実践)!」。“やり続ける”しかないのである。
(H31.3.18)