”多聞言葉”シリーズ(探喫09‐05)
やりがい感
絵画組織8・紙こよりの会W主催の『未来絵画実践塾』の墨字絵隊観閲式(第6回)が、今年もギャラリ-南蛮中津でスタートする。
月末から月初という日程(5月28日~6月2日)のせいか、普段より少し参加者が少ないようだが、万障繰り合わせの上、足を運んでくる精鋭たちだ、士気が高くて会場の雰囲気も上々引き締まったものになるだろう。
“やりがい感”というか、やりがいを持って作成をするということは、何事においてもいろんな意味で大切な心構えである。それ故に、日常的な製作活動ぶりは勿論、展示会などの実演会を開催したときも、参加者がどんな気持ちで臨んでいるのか、気になることでもある。
“やりがい感”の反対語に、“やらされ感”という言葉がある。主体性が欠如している人間は往々にして、そうなりがちである。芸術へ取り組む姿勢が義務的で、下手すると被害者意識に陥っている者さえいる。これでは、社会に通用するはずもない。だから、評価されない。ゆえに、モチベーションがさらに低下する・・・。そんな悪循環だけは避けたいものだ。
今、「創作改革」ということが盛んにいわれているが、“やりがい感”というのはその根本にあるべき課題ではないかと思う。その意味においても、トップアーティストはどうすれば“やりがい感”をもって創作活動してもらえるかを真剣に考える必要があると思う。
では、人はどんなときに“やりがい感”を持つのであろうか?自分の経験から次の三つのことが思い浮かぶ。
- 人から必要とされているとき。
- 自分の成長・成果を感じられるとき。
- 未来に希望を感じるとき。
だとすれば、これら三つのことを感じてもらえるような状態をつくる必要がある。
緊急入電ピピピピ速報
紙こよりの会・中田伸吾(龍鳳)が此の度
美の視点新元号の人『三名選出』その一人に選ばれました。
選出責任者 美術評論家 長谷川 栄
美術評論家 佃 堅輔
書道評論家 青木 伸一
であるが今回のG南蛮中津駅のアポロンに新作が登場する予定ではあるものの
此の作家は熊谷守一先生の鍬形を見たとき突然の衝撃が走りクワガタを描くことが出来なくなっていると云う。此のスランプ脱出が間に合うかどうか不明である。