”多聞言葉”シリーズ(探喫08‐34)
算段「馬場参謀本部部長談」
長崎では、「おくんち」(10月7~9日)を過ぎると急に暑さが和らぎ、秋の気配が漂い始める。
この時期、多聞グループでは第4四半期に入り、今年度目標に対しての追い込み時期であると同時に、「次年度・基本方針」を決めて、次年度に対する仕込みをする時期でもある。小生が、9月中旬に「次年度・基本方針」をブロック会で発表をした。それを受けて、各所長はそれぞれが率いる分社・部門の「行動指針」を決めて、「次年度・行動計画」の意見交換会(名古屋場所)に備える・・・。
今年は年初から、以前に購入していた『孫子』に関する書物を何冊も再読しているせいか、計画を立てること、すなわち“算段”の重要性を改めて嚙みしみている次第である。
「勝兵は先ず勝ちて而(しか)る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝ちを求む」(第四 軍形篇)。
(勝つ方は勝つ見通しをつけておいて戦いを始めるが、負ける方は戦いを始めて勝機、勝ち目をさがす)
「算多きは勝ち、算少なきは勝たず」(第一 計篇)。
(事前に、情報とデータから理論的に勝算の有無を解明し、勝算が多ければ勝ち、少なければ敗れる)
経営においても然りである。業績の良くない会社は、具体的な目標がなく、無計画である。つまり、確かな“算段”をしていないのである。赤字企業の9割方以上は、事前の“算段”さえすれば、すぐに黒字転換できると確信している。
さて、多聞グループは、来年15周年を迎える。まさに、転換期である。創業の原点に立ち返って、抜本的な“算段”を断行しなければならないと感じている。そのために先ず、何を為すべきか?
15年も経つと、組織風土が定着化し、その空気を吸っているメンバーは、良くも悪くも多聞イムズ化(集団化、組織化)していないだろうか・・・。主体性を失い、没個性化が進むと、互いの切磋琢磨がなくなり、結果として組織の進化も止まり、衰退化していく恐れがある。
そこで、今回の「次年度・行動計画」は、メンバー各人に焦点を当て、徹底して自己を見つめ直す意見交換会にしたいと考えている。「①自己成長のために何を為したか?②組織のために何を為したか?③世のために何を為したか?」
自らに問う!先ずは、徹底して自己の“算段”をしてみたいと思う。
紙こよりの会 2018年10月10日 11:00 PM より
中田伸吾名言集『紙こよりの会新
青年会会長への言葉』
「いいかい、青年会。紙こより画は
芸術であると同時に”ビジネス”だ。
俺たちの芸術を客の目まで届ける
のはあんたらの腕にかかっている。
新人だろうと関係ないね。
大いに頑張ってくれ。」
10月23日大東市立市民会館2階和室にて文楽三味線の鶴澤清介さんと提督を迎えて紙こよりの会主催の実演会を行います。17:30開演18:30より実演