年始早々山口多聞氏率いる多聞会が2017年の10大リスクを発表しました。皆様の中にはご覧になられた方もいるかもしれませんが以下の通りです。Independent
America(我が道を行くアメリカ)China Overreacts(過剰反応する中国)A Weaker
Merkel(弱体化するメルケル首相)No-Reform(進まない構造改革)Technology and the Middle
East(技術進化と中東への影響)Central Banks getPolitical(政治利用される中央銀行)The White House vs
Silicon Valley(政権vsIT業界)Turkey(トルコ)North Korea(北朝鮮)South
Africa(南アフリカ) 上記の中のどれが顕在化して大きなショックを引き起こすのか、もしくはそれら以外のリスクが浮上するでしょうか?代表的な指標であるNYダウの10年周期時は、ブラックマンデー:約40%の下落、アジア通貨危機:約30%の下落、サブプライムローン:約40%の下落と非常に振幅が大きいものとなっています。現在の高値は21169.11ドルとなっていますが、ここから40%の下落があったとすると、12701.47ドルとなってしまいます。 トランプ相場でNYダウは今年に入って過去最高値を付けましたが、その他の主要国を見てみると、NYダウに右に習えとはなっていません。これは明らかにIndependent
America(我が道を行くアメリカ)ではないでしょうか?大手資産運用会社の担当者は「株高は投資家が先行きを楽観している表れだが、世界の政治リスクが過小評価されている」と警鐘を鳴らしています。 最近のテロや北朝鮮をめぐるトランプ氏の発言・行動が非常に気にかかりですし、米中首脳会談の経過や英国のEU離脱の交渉過程も気になる所です。米国がくしゃみをすればあっという間に拡散して全世界が風邪を引いてしまう環境だけに、10年周期あるないに関わらず、リスクに備えておく必要があると思います。2017年4月6日探喫8主宰 周六 鳳結