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”多聞言葉”シリーズ(探喫‐37)

人間力

 

 「どういう事務所であって欲しいか?」つまり、「私たちは何を目指し、何のために頑張るのか?」についての問いである。

 アンケート結果をまとめると、表現に違いはあるが要約すると、次に対する要望が圧倒的に多かった。

 「働きやすい職場」

 「働きがいのある職場」

 「成長できる職場」

 中でも、「成長できる職場」環境を望む声が一番多かったと思う。じゃ、具体的にどんな環境であれば、人間は成長できるのであろうか?

 ? 独自な経営観が確立されており、目的が共有できている職場

 ? 多士済々な人材がいて切磋琢磨し合える職場

 ? つねに新しいことへチャレンジし、革新的である職場

 ? 成長し続けている職場

 ? 目標管理が徹底しており、主体性が育つ職場

 ? 価値観教育ができている職場

 ? 人間関係が良好で、生産的な職場

 ? 人材の定着率が高く、知識や経験の伝承ができる職場

他にも、成長を促す環境要因はたくさんあるだろう・・・。

 問題は、その職場環境を活かすことができる“人間力”が個々人に備わっているかどうかが問われると思う。同じ環境にありながら、やはり個人間の格差がつねに生じるのである。

 自己成長するためには、次のような“人間力”を培う必要がある。

 ? 飽くなき探求心(好奇心旺盛)

 ? 未来志向(あるべき姿からの逆算、価値ある目標設定)

 ? 相手本位(貢献意欲) 

 ? 素直さ(上司や同僚から好かれるタイプ)

 ? 主体性(つねに自分の影響力を考え、自己責任が強い)

 ? 自他非分離の価値観(出逢った相手は自分)

 あるべき姿を描き、つねに“人間力”を鍛え続けたいと思う。

(H28.10.31)